髪色に飽きてブリーチ・・・を失敗した話
例年に比べると暖かいのかもしれませんが、やはり冬は寒い(笑)
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
こたつに入っていると、ふと、昔のことを思い出しました。25年くらい前でしょうか。
当時のヘアスタイルも、ちょうど今くらいのベリーショートでした。傷んでも気にならないので、すでに黒に白が混ざりはじめていたその髪を、季節に応じて暗めの茶、明るめの茶・・・などさまざまな色に染めて楽しんでいたのです。
でも、美容院代もバカにならないし、時間もかかるし、濃淡だけでしょせん茶色(笑)というワンパターンにも飽きてきたんで、思い切ってブリーチをすることに。
ちょうど同じくらいのショートヘアの友人がほかに二人いたので、ドラッグストアで買ってきたブリーチ剤を三人でシェアすることに決め、友人宅で次々に薬剤を髪に塗布し、放置時間のあいだ、こたつに入ってミカンなぞ食べながら、おしゃべり・・・・・
・・・・・女三人寄ればかしましい、などと申しますが、そのかしましい女たちが、ブリーチ剤の放置時間として説明書に書かれていた15分でおしゃべりをやめるハズもなく。
ふと時計を見やると、どー考えても1時間以上経過してるし!(驚)
あわててシャワーに走りましたが、そこには三人の金髪が。しばらくは職場で後ろ指さされる存在に成り果てたのでした(笑)
黒でも茶でも金でもなく、グレイヘア
子どもの頃は当たり前のように黒髪で、二十代半ばからもう白髪に悩まされ、仕方なくさまざまなトーンの茶色に染めていたあの頃。ときにはこんなトラブルで金髪になったりもしたけど(笑)今挑戦しているグレイヘアは、人生初! の新しい髪色。
大好きな童話作家の福永令三先生が作中で「人間は、古くならないと、新しくなれない」といったことを書かれていました。子どもの頃は意味がよくわからなかったこの言葉を、今しみじみと噛み締めています。
まさに、50年以上のお付き合いの古い髪(実際は常に生え変わっているとしても)が、グレイヘアとして新しく生まれ変わろうとしているのです。
新しい!
初めて!
・・・という体験を五十路にして味わえるとは。
「長生きして、そろそろ髪色に飽きた頃やろ〜
いっちょ、色を変えたろか!」
という神様のおはからいだと思えば、これもまた粋なモノですね。ハイ。